注射恐怖症の克服
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注射の針を刺されると恐怖を感じるとか、注射によって薬剤が体内に流れ込むのが怖いなど、いずれにしても注射に対して恐怖を感じる人は注射恐怖症と言えるでしょう。症状が進むと、例えば注射を打つ前に消毒するという行為を見るだけで、恐怖症の症状が表れたりします。また大抵の場合、注射恐怖症になると先端恐怖症も発症しているということが、一般的によく言われます。
この注射恐怖症を克服するための第一歩としては、注射に対して恐怖感があるのは自分が悪いのではなく恐怖症だからなのだ、ということをまず受け入れて自覚することが大事です。その上で、注射に恐怖を感じるようになった理由が考えられるのであれば、その問題を解決してみることも克服へのカギかもしれません。さらに今まで怖くて逃げていた注射を避けるのではなく、慣れていこうとする努力も大切です。
注射に慣れるために練習するといっても、日常的になかなか出来ることではありません。しかし、万一何かの病気にかかり治療のために注射を避ける事が出来ないとなった場合、この注射恐怖症が理由で病気が治せずに社会復帰も出来ない、などという事態にもなりかねません。自分の症状が深刻で放っておけないと思われる場合は、薬物療法や心理療法もありますので、ぜひ一度専門家に相談してみてください。
先端恐怖症についての概要と克服法
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先端恐怖症についての概要と克服法について考えてみましょう。
人の指やペン、またお箸など、とにかく先の部分がピンと尖っている物を見ただけで、怖がったり、胸がドキドキしたりという身体的な症状が起こる場合は先端恐怖症と言えます。またこの恐怖症になるとその心因的な理由から、先の尖った部分を見るという動作を持続出来なくなってしまいます。
この恐怖症になると、先の尖ったものによって誰かを傷つけてしまうかもしれないという妄想に襲われたり、またほとんどの場合は、先の尖ったものを見るだけで自分がそれによって何らかの被害を被るのではないか、というような不安や恐怖を感じるケースが多いようです。
具体的には、頭が痛くなる、ふらふらする、鼓動が激しくなる、胃がムカムカするなどのように、肉体的な症状となって表れたり、または精神的な症状として表れたりする場合もあり人によっても様々です。
日常生活の中でこのような症状が出てくると、例えば道で友人に会って自分を見つけて指を指している、そのような状況だけでも恐怖感を感じるということになります。こうなると人間関係においても困った状態になりますよね。また車のワイパーの尖った部分を見るのが怖いとなれば、雨の日には車の運転も出来ないということになります。以上のように普段の生活の中でも困る事がいくつか生じてきます。
誰にでも出来る克服方法がありますのでご紹介しましょう。
まずメガネやサングラスをかけることによって、症状が出るのを前もって抑えるという予防的な効き目があるようです。もう一つは、先端恐怖症に効果的なツボとして、症状が出るかもしれないと思った時に眉間の部分を手で押さえてみてください。恐怖症の症状を緩和する効果があるそうです。いずれも人によって効き目には違いがありますが、簡単な方法ですので一度試してみてはいかがでしょうか?
水に対して恐怖を感じる
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水に対して恐怖を感じる、例えばプールや海に入る事ができない、またシャワーを浴びるのも怖いという症状の人は水恐怖症と言えるでしょう。ただし、この恐怖症の人は水がダメということであって温かいお湯は大丈夫ですので、入浴に関しては問題ないという人が案外多いです。
それではどうして水恐怖症になるのでしょうか?この恐怖症の人の中には「水に近づくと理由もなく吸い込まれそうになり、反射的に遠ざかってしまう」というように、自分でも恐怖症の理由が見当たらない場合もあります。ただしほとんどのケースは、幼少の時期に海やプールなどで怖い経験をしたことが潜在意識に残り、水に対する恐怖症となって表れる場合が多いみたいです。
それではどうやって水恐怖症を克服すればいいでしょうか?そのためにはともかく、自分が苦手な水に慣れていくしかありません。怖いからといって水から逃げてばかりでは、いつまでも克服することは出来ないでしょう。ただし、結果に焦ってしまい急激に無理をするとかえって症状がひどくなりますので、この点はご注意ください。
どのような症状でも恐怖症というのは、とにかく無理をせずにちょっとずつ段階を経て改善していくことが大事です。また自分だけでは手におえないという状態でしたら、専門的な治療も受けられますので怖がらずに病院へ行ってご相談ください。
恐怖症を治す為に
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恐怖症という病気は肉体面に現れる病気と比べると治療が難しいと言われます。その理由として考えられるのは、一般的に過去の被害的な体験や自分の潜在意識にある不安などが要因となって恐怖症を引き起こすことが多く、それを特定することは肉体的な病気の原因を突き止めるよりも大変だからです。このように原因の特定は困難なことかもしれませんが、それを探ってみることが恐怖症克服へのカギとなることは言うまでもありません。
また恐怖症になっている時というのは、何かに対して常に不安や恐怖を感じていて、悪いマイナスイメージの物事で自分の頭がいつも飽和状態と言えます。それがどんどんエスカレートすると、それ以外の事は全く頭に入ってこないという最悪の情況になってしまいます。このようにいつも恐怖症の事しか考えられないという状態になると、そのうち自分のエネルギーも使い果たしてしまうことになるでしょう。なぜなら人間というのは、「しんどい」「悲しい」「腹が立つ」「心配だ」など、特にマイナス要素の物事に対して反応したり考えたりする時に、実は一回ずつ相当なエネルギーを消耗しているからなのです。
それでは恐怖症を克服するためにどうすればいいのでしょうか?例えば、自分の好きな事や趣味などについて考えていると、恐怖症の事はその瞬間忘れていますよね。幸せな気分になって当然エネルギーを消耗することもありません。要するに「恐怖症以外の事を考えること」「恐怖症にエネルギーを奪われないこと」がポイントです。その事を繰り返すうちにだんだんと、改善の可能性も見えてくるでしょう。
暗い場所や狭い場所に恐怖感
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暗い場所や狭い場所に恐怖感を感じるとか、人前が嫌いとか、ある特定の人物が怖いなど、人間なら誰しも何かしら嫌悪や恐怖を感じる対象のものがあると思います。つきつめてみれば、これらのほとんどが恐怖症の症状とも言えます。
これらの状態が進んでいくと、なんとなく不安を感じるという程度ではおさまらず、恐怖感がどんどん大きくなり、日常生活にも支障をきたす状況に陥ります。そうなってきた頃に大抵の人は病院に行くことを決断し、医師からは○○恐怖症と診断されます。
それではどうしてこれらの恐怖症になってしまうのでしょうか?理由として考えられるのは一つには、他の人から被った何らかの被害的な体験がきっかけとなることがあります。またそれとは逆に、自分自身で原因となることを起こしてしまったという場合もあるでしょう。いずれにせよ理由も多岐にわたるため、出てくる症状にもそれぞれ違いがあります。
また人によって恐怖の感じ方も千差万別といえるでしょう。それに相当するだけの種類の恐怖症が存在すると言っても過言ではありません。例えば対人恐怖症をはじめ、暗所・閉所・高所恐怖症など非常に様々です。
以上のように恐怖症の種類が多い分、克服する方法も多岐にわたるということになります。
また肉体的な範疇の症状として表れる病気に比べると、恐怖症というのは病気の原因を特定して完治するということが、なかなか難しいかもしれません。なぜなら恐怖症というのはそもそも、過去の被害的な経験が要因となり現在の恐怖症を引き起こすというように、心因性で発症することが一般的に多いと考えられています。だとすれば、この原因をつきとめてそれを解決していくことも、恐怖症克服へのカギとなるかもしれません。
動物恐怖症
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私たちはもしかしたら自分が気付かないうちに、なんらかの恐怖症になってしまっているということがあり得るほど、世間には非常にたくさんの恐怖症があります。下記にいくつか紹介してみましたので、恐怖症克服のためにも、まずは色々な恐怖症を知ることから始めてみてください。
【動物恐怖症】
例えば小さい時に犬に襲われたりしてとても怖い経験があったとしたら、大人になっても犬を見るだけで嫌悪感や恐怖感があって犬から遠ざかったりという状態になりますね。原因となる動物は犬とは限りません。猫や蛇、牛など…自分が怖い目にあわされた動物が恐怖の対象となります。すなわち動物恐怖感とは、ある特定の動物を見たり触れたりするだけで怖いと思ってしまうという恐怖症のことです。
【植物恐怖症】
こちらの恐怖症は、例えば過去にバラやサボテンのとげが刺さって凄く痛い思いをしたということがあると、その後ずっとバラやサボテンに触れることができないというように、ある特定の植物に対して恐怖感がわいてしまうという症状です。またその他でめずらしいものとしては、蕾や種が服に引っ付きやすいセンダングサという植物があり、これを見たり触ったりするだけで恐怖感がわくという人もいます。
以上のように、動物や植物まで恐怖症の原因になり得るのかと驚かれたかもしれませんが、
身に覚えのある人はもしかしたら恐怖症になっているかもしれませんので、そういうことも知っておいてください。
乗物恐怖症の克服
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乗り物に乗ったりすると胸がドキドキしたり、ふらついて座り込んだりしてしまうかもしれないという不安から、車やバス・電車にも乗るのが怖くて拒絶してしまうというような症状は、乗物恐怖症と言えます。
以上のように、乗物が怖いから乗れないという恐怖症になってしまった理由について考えてみましょう。例えばある人が乗物に乗った時に、急に胸が苦しくなってふらついて倒れそうになりました。その症状が長い時間おさまらなかったりすると「もしかしたら自分は死んでしまうかもしれない」という恐怖感がわいてきたりします。そういった過去の怖い経験がトラウマとなる場合が多いです。
それではどうすればこの恐怖症を乗り越えられるのでしょうか?乗物が怖くて避けてしまうのは自分が悪いのではなくて乗物恐怖症という病気だからなのだ、ということをまず理解し納得することが大事でしょう。その上で、そもそもどうして乗物への恐怖感を持ったのかがわかるようであれば、その理由を探ることも大切です。さらに可能であればその問題を解決に向かわせる方法も考えてみましょう。
ここまでたどりついたなら、次は今まで避けていた乗物に乗れるようにちょっとずつ試してみましょう。ただし大切な点は、早く治したいからと焦って無理をするのではなく、ゆっくり時間をかけて挑戦していくことが克服への道です。例えば、今日はバス停の一駅分だけ乗ったら次回は二駅分挑戦してみるとか、電車も初めはまず一駅分だけ挑戦してみるなど、乗物に乗る時間や距離を徐々に伸ばしていくことによって、少しずつ改善されていくと思いますので試してみてください。
自己臭恐怖症の克服
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自分の体臭が人よりきついと気にしたり、そのことで人に不快感を与えているのではないかとか、自分が嫌われる原因になっているかもしれない、と思ってしまうことを「自己臭恐怖症」といいます。
この恐怖症になってしまうと、外に出かけたり仕事中や学校の中などで、自分の体臭が異常に気になり落ち着きがなくなって、それが原因で人間関係にも支障が出てきます。実際にその人の体臭がきついのかというと、案外そうでもなくて普通くらいの人がほとんどなのです。
自己臭恐怖症になりやすい年代としては、どちらかといえば思春期くらいの若年層の人が多いようです。また性別でみると、男女問わずこの恐怖症になる可能性はあるみたいです。
またこの恐怖症になったとしても、体臭の感じ方は人によってバラバラで、そんなに自分の臭いをきついとは思わない人がいるかと思えば、自分の臭いが相当きついと思い込んでいる重症の人もいます。
さらに思い込みが激しくなると「妄想性障害」というような症状まで引き起こしてしまいます。それは例えば「自分がみんなから嫌われるのは、自分の体臭がきついからだ」というような被害妄想を感じるようになります。
これくらいまで症状が悪化してきた場合は、薬の服用によって妄想を緩和することもできますので、精神科医に診察してもらった方が良いでしょう。
またどうして自分の体臭が気になるようになったのかという、理由が考えられるようならそれを探ることも、自己臭恐怖症克服へのカギになるかもしれません。とにかく治す事に焦らずに時間をかけて治療を進める事が大切です。また自分一人では手におえないようなら、病院などで専門家に相談することがより効果的だと思います。
視線恐怖症の克服
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視線恐怖症という恐怖症は、他の人の視線が異常に気になったり、恐怖感があるという状態のことです。また全く反対に、自分が他の人に不快感を与えていないだろうか、といつも心配してしまうような症状も、この視線恐怖症に含まれます。この恐怖症になると具体的には、まわりの人たちが自分の噂話や陰口を言っているという錯覚に陥ったり、いつも誰かに見張られているような気がして安心できない、というような症状が出たりします。
また症状が進むにつれて、会話をする時に相手の目を見ることができなかったり、身体的な症状としては、克服しようとする焦りから身体が硬直したり、嘔吐や頭痛に襲われることもあります。
そもそもこの視線恐怖症は「対人恐怖症」の分類の中に含まれるもので、その名称の通り対人間との関わりの中で起こってくる恐怖症です。特にこの視線恐怖症に悩む人の数は、かなり多いのではないかと言われています。
さらに症状が悪化すると、人の視線を気にしすぎるために職場や学校などでも集中できなくなったりします。またそのことが引き金となって、他の人との関わりの中で様々な支障が生じることもあるでしょう。
この恐怖症になってしまって、もう自分一人では限界があると感じた時は、思い切って病院で診察してもらいましょう。薬の服用や心理療法など専門的な治療法が、視線恐怖症には好ましいと思われますので参考にしてください。
ペドフォビア
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「ペドフォビア」とも呼ばれる「子供恐怖症」という恐怖症があります。
例えば日常の中で、なるべく子供と関わらなくても済むようにしたり、また子供を連想するものを徹底して排除するというような状態が、子供恐怖症の症状です。
たいていの場合、過去にさかのぼってみると、子供に関わる嫌な体験が潜在意識に残っているために、この恐怖症を引き起こすと考えられています。ただ子供を嫌がるだけなら問題ないのですが、例えば結婚したとしても子供がほしいという願望が全くわかなかったり、また子供を授かったとしても愛情が注げずにいじめてしまうなど、家族をもつ立場になった時にはかなり問題が生じてきます。
この恐怖症を克服するためにも、まずは苦手だからと遠ざけてきた子供に、少しずつ慣れていくことから挑戦しましょう。また、自分は子供が嫌いだからどうしようもないと決めつけるのではなく、病気によって症状が引き起こされることを理解することも大切です。
以上のような方法は「暴露療法」と呼ばれますが、気をつけるべき点は、子供に早く慣れるようにまわりが強要したり、本人自身も焦って無理をするということが無いようにしなければなりません。ゆっくりと時間をかけて挑戦することが、一見遠回りなようで実は克服への近道といえるでしょう。焦って無理な事をすると逆に症状が悪化したり、ちょっと慣れ始めてきた子供の側にも、恐怖感を与えたりする場合があるのでご注意ください。
また恐怖症の程度によっては、薬の服用やその他の専門的な治療もありますので、精神科や心療内科などで医師にも相談しながら、無理のない自分に合った治療法を見つけていきましょう。
あがり症
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「対人恐怖症」「あがり症」「赤面症」などで困っている人は結構おられると思います。
これらを克服する方法をあげてみましたので、人によって効果に違いはありますが、よければ一度お試しください。
【腹式呼吸】
恐怖症の症状が出てきた時に、試しに腹式呼吸をやってみてください。この腹式呼吸をすることによって身体の緊張を解きほぐし、症状が軽減されることがあります。
・口から息を全部吐き出してお腹をぺたんこにしてみましょう。
・今度は口から息をゆっくり吸いこんでお腹をぱんぱんにしましょう。
何度かこれを繰り返してみてください。
【ツボ押し】
ツボを刺激することによって自律神経が安定し、恐怖症が軽減されることがあります。もしも緊張して前記のような症状が出そうになったら、手のひらにあるこのツボの部分を押してみると効果があるかもしれません。このツボの名前は「労宮(ろうきゅう)」と呼ばれ、握りこぶしを作ったときに中指が当たる部分が、このありがたいツボの場所です。
【足を運動させる】
自律神経を安定させる方法として次にあげるのは、昔から伝わる武術の中にもある足の指の運動で、かなり信憑性も高いと思われます。足の指を開いたり閉じたりという単純な動きによって、緊張を緩和し症状が良くなることがあります。
以上のような方法が、全ての人に必ず効果を発揮するかどうかはわかりません。対人恐怖症を克服するために、まずは実験的な第一歩として試してみてはいかがでしょか?
狭所恐怖症克服
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狭い空間に閉じ込められた状態になると恐怖を感じるのは狭所恐怖症といいます。よく似た恐怖症としては、閉鎖された空間を怖がる閉所恐怖症がありますが、狭所恐怖症の方は、外に出ていてもその空間から動けないことによって起こる場合があります。例えばスキーのリフトなどに乗っていて引き起こされる恐怖感がそれに当たります。
狭所恐怖症克服への道としては、自分が臆病だから狭い場所に恐怖を感じるのではなく、狭所恐怖症という病気のせいで恐怖感を感じるのだと、まずはしっかり認識することが大事です。その上で、自分が狭所恐怖症になってしまった理由を考えてみて、その問題点を解決する方法があるならそのための努力をする事も大切でしょう。
そこまでたどり着くことが出来たなら、狭い場所を怖がってばかりいても克服へはつながりませんので、狭所にちょっとずつ自分を慣らしていく努力をしてみましょう。ただし、ゆっくり時間をかけて段階を踏んでいくことが大事です。
またあまりにも症状がひどいようであれば、専門機関へ行って治療が必要とされる場合もあります。なかなか病院へ行く勇気の出ない人もおられますが、けっして治療は怖いものではありませんので、ぜひ一度専門医にも相談されて、自分に合った薬の服用や心理療法を試されてはいかがでしょうか?
帰宅恐怖症
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仕事などが終わった後で帰宅できる時間なのに、なかなか家に帰ろうとせずにわざとどこかへ寄って遠回りしたり、うろうろしたり…もしそんな覚えのあるあなたは「帰宅恐怖症」かもしれません。まずは自分の帰宅恐怖症の程度を自己診断してみてはいかがでしょうか。その結果によって今後の対策も必要なら考えましょう。
以下の項目の中から、最近1ヶ月間の生活の中で当てはまるものがあれば、その項目をチェックしてみてください。
【職場で自己診断】
・職場でしかやる気がわいてこない
・職場での待遇が良くならず不満がある
・仕事がスムーズにはかどらない
【性格に関しての自己診断】
・几帳面すぎて融通が利かない、また不器用だとよく言われる
・もめごとに巻き込まれたくないので遠くからながめる
・恐怖感を覚える事柄がいくつかある
・帰宅しても特に用事もなく、楽しめる娯楽もない
【家庭に関しての自己診断】
・帰宅したら家計が苦しいという妻の不満を聞かなければならない
・家族であまりコミュニケーションがない
・家族から自分が孤立しているように感じる
・子どもから馬鹿にされているような気がする
・帰宅しても居心地が悪い
・帰宅しても家族から声をかけてもらえない
・帰宅すると些細な事で妻と口論することが増えた
【環境に関しての自己診断】
・他の人と比べられて軽蔑されている
・経済的に苦しい
・妻が家計の管理をしているので、自分のお小遣いが少ししかもらえない
以上の中で当てはまる項目が多いほど、あなたの帰宅恐怖症の程度は重症ですので、深刻な問題になる前に何かリフレッシュできる方法を考えましょう。
歯科恐怖症
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「歯科恐怖症」という恐怖症がありますが、日本人でこの恐怖症に悩んでいる人は意外と
多く500万人以上とも言われます。恐怖症といっても本当に様々で、他の人にとっては全く平気な事も、当事者にするととても乗り越えられないほど怖いというような状態になります。歯科恐怖症はその中の一つとも言えます。例えば、虫歯になって歯医者までは行ったけれども、治療を受けるために中に入る事が出来ないとか、歯がひどくうずく状態であっても怖いから歯医者に行こうとしない、とかは典型的な症状です。
以上のような症状を引き起こすのは、小さい時に嫌がるのを無視して強制的に歯の治療に連れて行かれたり、また治療を受ける中でとても痛いとか怖い目にあったなど、過去の自分の怖い治療体験がトラウマとなる場合が多いです。このように歯医者は怖いという潜在意識が、歯の治療を受けることを本能的に拒絶してしまうようです。
歯科恐怖症を克服していくために大事な点は、歯医者が怖いという先入観をとりのぞくためにも、まず医師とのコミュニケーションを図る中で不安を軽減させて、納得のいく治療が受けられるようにしましょう。そのように努力しても治療や痛みに対する恐怖感は、急になくなるものではないと思いますので、ちょっとでも不安が生じたら医師に正直に話して治療を途中で止めてもらっても構わないと思いますよ。また無痛治療などもありますので、一度試されてみたらいいかもしれません。いずれにしても、自分にとって不安なことを一つずつ取り除きながら、努力をしていくことが恐怖症克服のカギではないでしょうか?
女性恐怖症
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女性恐怖症という恐怖症がありますが、その概要と克服法について考えてみたいと思います。
まずこの恐怖症になってしまう人にとっての、女性に対する考え方・イメージというのが、非常に多岐に渡るため、なかなか一律に「この方法なら治る」というものではないみたいです。ただし、女性恐怖症になる人に共通して言えることは、男性恐怖症の原因と同じく過去に自分が女性から受けた被害的な経験が、いつまでも潜在意識の中にあり女性を怖がってしまうという理由が多いようです。
女性恐怖症になった時に、症状を改善しようと思って薬を服用した場合、薬の効果でその時は症状が軽減されたりしますが、薬をやめるとまた元の状態になってしまうと言う事になります。それはこの恐怖症が、身体の肉体的な面の不調によってかかるのではなく、どちらかというと精神的な面の影響によって引き起こされることが多いため、根本的に精神部分を改善することが重要になります。
女性に対して恐怖感があるためについつい女性を避けてしまいがちになりますが、そうではなくて少しずつ女性と関わるようにし、徐々に女性に慣れていくことが克服へのカギかもしれません。また自分は気が弱くて臆病だから女性に対して恐怖感がわいてしまうとか、逆に女性に対してその原因を求めてしまうのではなくて、自分は病気だから恐怖症になっているということをよく認識することが大切です。まずは第一歩として気楽な気持ちで、女性と挨拶・ちょっとした会話をすることから初めてみましょう。
ちょっと会話をする程度といっても、女性恐怖症の人にはものすごく負担に思えるかもしれません。そんな人はひとまず、女性の話を一方的でもいいので聞くという事に挑戦してみると、時間がたつにつれて女性が近い距離にいること自体がだんだん平気になってくるはずです。ただし早く治したいという焦りから、無理やりでも女性と話さなければと思うと、逆に症状が悪化する事もありますので、その点はご注意ください。
多汗恐怖症
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多汗恐怖症という恐怖症にかかると、まず周囲の人たちの自分に対する印象や視線が異常に気になり、自分が周りから嫌われていないかとか邪推してしまい、その事に対する不安や心配から緊張状態となって汗が出てくる、という症状になります。特に最近では神経衰弱になるような事がちまたに蔓延(はびこ)り、毎日ストレスが積み重なる事が多く、多汗症の人も増えているようです。またこの多汗症と同じように、精神的なストレスから起こる恐怖症として自己臭恐怖症というのがあります。
このように精神的なストレスが原因で多汗恐怖症になる場合が多いため、普段の生活の中でなるべく緊張した状態を避けることによって、少しでも症状を軽くすることは可能でしょう。その他の治療法としては、手術を受けるというような方法もあるようですが、いずれにしても、完全に症状が出なくなるというところまでは、今の段階ではなかなか大変みたいです。
それでは先ほどの治療法の中で、自力で出来る方法について考えてみましょう。ストレスをためないためには緊張状態を緩和すればいいのですが、誰でもすぐできる方法で「腹式呼吸」があります。ヨガなどで深くゆっくり呼吸をして精神統一してるのを、テレビで見かけたりしますよね。原理はあれと同じようなもので、呼吸をするという行動は私たち人間の精神状態に、非常に大きな影響を及ぼすのです。
試しに、まず鼻からちょっとずつ息を吸い込み、次に口からちょっとずつ息を吐き出してみてください。これを繰り返すだけでもかなり緊張が解けると思いますよ。
また、何かが起こって混乱したり、頭が煮詰まったような時に、大きな声を出して思いっきり吼えてみてください。問題は何も解決していないのにもかかわらず、瞬間ちょっとスッキリしませんか?そういう単純な発散の仕方からでもいいので、ぜひ試してみてください。
飛行機恐怖症の克服
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飛行機恐怖症という恐怖症にかかると、万が一の確率で起こるかもしれないような事、例えば今自分が乗ってるこの飛行機が落ちてしまうかもしれないとか…その事を心配しすぎて恐怖感がぬぐい去れないようになります。もし仕事関係で海外出張などという事態になった場合、飛行機に乗れないわけですから大変困ったことにもなります。また仕事以外でも移動手段として飛行機が使えないということで支障が出る場合もあるでしょう。
飛行機恐怖症になる理由について考えてみると、一つには非常に直感的な発想ですが「あんなに重そうな鉄の塊が空中に浮かんで移動するのが信じられない!」というような考えの人や、飛行機に乗った時に嫌な経験をしたことがあるとか、もっと極端な例ではハイジャックにあったことがあるなど、理由も様々です。
この恐怖症を克服するために大切なことは、自分が弱くて臆病だから飛行機に乗れないのではなくて、恐怖症という病気だから怖いと感じてしまうということをまず認識することです。恐怖症になった理由もわかるようなら、その不安を取り除いていくことも重要です。現実の生活に支障があるのなら、一生飛行機から逃げ続けるわけにもいきませんので、飛行機に乗る事に少しずつ挑戦してみてはいかがでしょうか?
以上のような克服法は「暴露療法」と言われます。ただし、焦らずにゆっくり時間をかけることが大切です。急激に無理をするとそれが負担となって、前よりも飛行機が怖くなったりしますので、その点はご注意ください。
不潔恐怖症の克服
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一般的にもよく知られている「潔癖症」のような症状で「不潔恐怖症」(不潔恐怖)という恐怖症があります。この症状になると、ちょっとでも不潔な状態を徹底的に拒絶してしまうようになります。例えば石けんを使って手を洗い汚れが完璧にとれているのに、まだ汚れが残っているようで気になって、何度も何度も繰り返し手を洗う、というような状態です。
この症状が深刻になると、普段の生活の中でも困ったことが起こってくると思います。初期の段階において手洗い以外の症状をあげてみると、例えば電車やバスの吊り革を汚く感じて握れないとか、他の人が口をつけた箸で大皿や鍋などから料理を取ったら、そのあと自分は絶対にその料理を食べることができない、などがあります。
不潔恐怖症を克服するために、まずは自分自身が不潔恐怖症という病気なんだと自覚して認めることが、最初の課題です。それから、少しずつ潔癖症の症状が出にくいように挑戦し、徐々に元通りの生活に近づけるようにしましょう。また、恐怖症になってしまった理由も考えてみて、可能であればその問題の解決にも努力してみましょう。
また、早く治したいという焦りから無理をしてしまうと、かえって深刻な症状を招く恐れがありますので、その点はご注意ください。急激な変化には必ず無理が生じるということを理解して、焦らずに時間をかけて徐々に改善していきましょう。
性同一性障害
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自分が生まれ持った身体の性と心の性が一致しないこと(性同一性障害)はトランスセクシュアル・トランスジェンダーとも呼ばれますが、このことに対する恐怖症を「トランスフォビア」といいます。例えば、自分は男性の身体をしているのに心は女性なので、女性らしい外見にこだわり、言動も女らしい表現になる。また逆に、女性の身体をしているのに心は男性なので、外見も男性的になり職業などもトラック運転手や肉体労働など、一般的に男性がつきそうな仕事を選ぶなど。トランスフォビアになると自分のそういう状況が嫌で恐怖心までもってしまいます。
この恐怖症はなかなか克服するのが大変かもしれません。なぜならトランスフォビアになる理由が様々で、過去の被害的な体験が潜在的にある場合とそうでない場合と、本当に特定するのが難しいからです。基本的には、その人自身の根底にある差別や偏見というものが、影響していると考えられます。
トランスフォビアを解決する糸口として、まずは自分が恐怖症であることを自覚して、さらに自分の性に対する認識の狭さをもう一度見つめ直してみてはいかがでしょうか?人には千差万別の生き方があり、人間として否定される人は一人もいないはず、自分の生き方はむしろ個性であるぐらいのとらえ方で生活していく中で、ちょっとずつ改善されていくと思います。とにかく結果を焦らずにゆっくりじっくり解決に向かっていきましょう。
癌恐怖症
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「癌恐怖症」と言う恐怖症の人は、例えば少しでも身体に不調を感じると「今自分は癌にかかっているかもしくは、癌になる兆候ではないか?」という心配に陥ります。また今は大丈夫でもこれから先、癌になってしまうかもしれないと、癌に対して異常な恐怖心を持ってしまいます。
恐怖症の症状が進むと、少しでも発ガン性のありそうなものは絶対口にしないとか、異常なまでに徹底して癌になる危険性を避けようとしたり、実際に体調不良になり病院で診察してもらって異常なしと言われても信じられずに、次々に別の診察を受けるというような行動を起こしたりします。
癌恐怖症の人にとって大事なことは、まず自分が癌ではなくて、癌に対する「恐怖症」であるということをしっかり認めて自覚することでしょう。他の人から見て異常な行動をとるほど癌におびえているのは、やはりそれは病気の状態です。そのことを受け入れた上で、恐怖症になった理由も考えて、努力をしていくのが克服への道です。
ただし、「絶対癌ではない、平気、平気!」ということを自分に言い聞かせすぎて、実は本当に深刻な病気なのに手遅れだったというような、逆の事態を引き起こすこともありますのでその点は注意してください。要は病気に対して神経過敏になるのも楽観するのも、度が過ぎてはいけないということですね。また「あれがいい」「これはだめ」とあまり考えすぎるのもストレスで病気の原因になりますので、とにかく専門家に一度診察を受けて、まずはその結果を受け入れて信じるところから挑戦してみましょう。
視線恐怖症の克服
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人の視線が異常に気になったり怖いという「視線恐怖症」というのがあります。この症状で困っている人はかなり多いみたいですが、他の恐怖症に比べると、この病気を治すために自分から積極的に手を尽くす人が案外少ないようです。この恐怖症はどういう状態かというと、視線が気になるので人と話しづらくて逆に目を合わすことができない、そうなると会話をしないので世間の情勢も分からなくなり、いざ会話する機会ができても話題に取り残されるので話すのを避ける、という堂々巡りになってしまいます。以上のように自分の中へ閉鎖していく状況になって、自分以外の他者への興味や関わりを持たなくなっていくので、なかなか治療に踏み切れないのかもしれません。
それではそのまま放っておいていいのでしょうか?人間らしい社会人としての生活を送るためにもここで克服法を考えてみましょう。まずはこの恐怖症の人の根本課題でもある「自分以外の人や物事に関心をもつこと」に近づく取っ掛かりとして、意外な発想かもしれませんが、新聞を読むことを日課にしてみてはいかがでしょう。今世間を騒がせている事件や、情けない政治家の悪態など、どんなことでもいいので新聞の記事を通して世間に関心をもつことは一歩前進ですね。またこれだけの実践で視線恐怖症がちょっとずつでも良くなっていくと同時に、人と会話をするときの話題にも困らず、社会情勢もつかめて一石二鳥かもしれません。
とにかく自分に合った方法を模索しながら、気分が楽になれば自分に向いていると判断できますが、かえってしんどくなるようなら続けるのは良くないでしょう。もともと視線恐怖症になった理由も個人によって違いますから、克服方法も一律ではないと思いますので、自分に合わない方法で逆に悪化しないように注意してください。
男性と言葉を交わすだけで顔が真っ赤
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男性に対して恐怖感があったり、男性と言葉を交わすだけで顔が真っ赤になったりというような状態は「男性恐怖症」と言えます。この恐怖症になると、一瞬も男性と二人きりでいることができない、苦痛である、不安な気持ちになるといったようなことが起こります。
男性恐怖症になる理由としては、過去に男性から性的被害を受けたとか、父親から暴力を受けていたなど、自分が今までに男性を通して被った恐怖感が潜在的に残っている人が多いようです。またこの恐怖症は一般的に男性よりも女性の方がなりやすいと思われます。
しかしたまに、男性が男性に恐怖心を感じるという男性恐怖症もあります。このような状況になると男性同士での友情関係が成り立たなくなるので、普段の生活の中で困ることが多々あるでしょう。またこういったケースは、男性が過去に同性からの性的被害を受けたというようなことが原因として考えられます。
どちらにしても男性が怖いからといって避けるのではなく、男性との関わりに少しずつ自分を慣れさせて、「今は病気だから男性が怖いと思ってしまうのだ」ということを、きちんと認識することが克服へのカギかもしれません。
とにかくじっくりと段階を踏んで挑戦していくことが重要です。一番良くないのは、治すことに焦ってしまい無理やり男性と関わろうとすることです。それは逆効果になる危険性がありますのでご注意ください。また病院やクリニックで扱っている専門的な治療法もありますので、恐怖症の程度が放っておけないような状況でしたら、ぜひ専門医にご相談ください。
おなら恐怖症
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「おなら恐怖症」という恐怖症がありますが、「ガスおなら恐怖症」とも言われます。これは、もし自分が人前でおならを我慢できずにしてしまって、他の人たちに嫌な思いをさせたり変に思われたらどうしようという恐怖感をもつ症状です。
この恐怖症の人は、外出するとお腹が張ってきておならを出したくなる状態になるそうですが、普段、家の中にいる時にはそのような状態にはならないようです。
おならが出るのは人間にとって自然な生理現象なのですから、この恐怖症を克服するためにもまずは「おならをすることはおかしいことではない」という認識をもってのぞんでください。その上で、なぜ「おなら恐怖症」になるのかを考えてみましょう。
また外出時におならが出る事を恐れて出かけないのではなくて、自分はそういう体質ではないということを言い聞かせて外に出かける努力もしていく方がいいでしょう。
ただし気をつけて頂きたい点は、焦って克服しようという気持ちから無理やり頻繁に外出したり、他の事を次々に試してみたりなど、無茶をしすぎると逆効果になってしまうことがあります。万一、外出中におならが出たとしても「平気、平気、大丈夫!」くらいの余裕のある気持ちで、少しずつ自分を慣らしていくことが克服への最短距離といえます。
いずれにしても恐怖症の程度には個人差があるので、自分の状態を専門医によく相談しながら、必要であれば薬物の服用や心理療法などの治療法もあるので一度お試しください。
高所恐怖症
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恐怖症の中でも、高い場所に上がるのが苦手とか怖いというもので「高所恐怖症」があります。この名前は他のものに比べると一般的に耳慣れている恐怖症かもしれません。高い所に行き「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせていくら克服しようとしてもそれが逆効果となり、かえって恐怖心がわき身体が硬直して足が一歩も踏み出せないという状況になります。それは、高い場所は苦手・怖いという潜在意識がもともとあるために、高い所に行くとその怖いとか不安な気持ちを反射的に押さえ込もうとするものが働いて、その無理をしている反動が恐怖心となって現れるのではないでしょうか?
高所恐怖症を乗り越えるために、あなたはどんな方法が思い浮かぶでしょうか?いきなりきつい試練は逆効果なので、例えば自分の好きな「音楽」などを聴いて恐怖心を紛らわせながら、ちょっとずつ高所に自分を慣らせていくとか…実はこういったゆるやかな方法は根本的な克服には繋がらないのです。一見矛盾しているような考え方ですが、自分にとって怖い対象のものはそれから逃げずに、むしろ恐怖と向き合いながら実際にその怖い体験をすることによって乗り越えられるということです。またその際に大事なことは、恐怖心以外の冷静な自分をちょっとだけ残しておいて、高所での恐怖と戦うことが重要です。それは完全に恐怖心だけで自分が固まってしまうと今度はそこから抜け出せなくなるからです。上記のことを繰り返し実践することで、ひどい状態の恐怖症から少しずつ克服へと向かっていくようになります。
また挑戦する高さもちょっとずつ上に上げていくなど無理をしないことが大切でしょう。初めからとても高いビルの上や山頂などで挑戦するのは逆効果になる場合もありますのでご注意ください。
嘔吐恐怖症
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パニック障害の症状の一つとされている「嘔吐恐怖症」ですが、具体的には、自分や他の人が食べたものを吐いてしまうという行為が絶対に許せない、さらにはそれに対して恐怖心までわいてくるという症状です。また鬱や不安神経症も同時に発症する可能性があります。
自分が幼い時に吐いてしまったことがあり、その時にとても苦痛を感じ悲しい思いをしたことがあるとか、もしくは他の人が吐いたのを自分が見てしまい、そのことに対する嫌悪感や罪悪感を引きずっている、などが嘔吐恐怖症を引き起こす要因となるようです。
また嘔吐恐怖症になると絶対に吐いてしまってはいけないという強迫的な概念で自分を抑えつけているので、食事をしたとしてもゲップすら出来ずに、またそのことによって外食などに出かけることも少なくなっていきます。自分が吐きたいという状態になっても、嘔吐への嫌悪感や恐怖感によってそれを押さえ込んで、吐くことを無理やりやめてしまうのです。嘔吐恐怖症の身体的症状としては他に、めまい・震え・動悸などがあります。
嘔吐恐怖症を克服するには、とにかく自分だけでどうにかしようと思わずに、専門医にも相談することが一番効果的です。もし恐怖症が原因で外にでかけるのも無理があるようなら、行動療法という専門医独自の治療法を試してみてはいかがでしょうか?ちょっとずつ段階を踏んで外出の練習をするやり方だそうです。どんな人でも確実に恐怖症を払拭できるという所までは、残念ながら治療法がまだ確立されていませんので、焦らずにじっくり治すことが大事と思います。
男性恐怖症は男性よりも女性に多い
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恐怖症といっても実に様々な種類の恐怖症があります。ここではその中の幾つかについて
あげてみました。
【暗所恐怖症】
その名前から想像できると思いますが、暗い場所に行くと恐怖や不安に襲われる状態で、「あんしょきょうふしょう」と読みます。具体的な症状としては、呼吸困難・発汗・動悸・めまい・嘔吐・震え・思考力の低下・現実と幻想の混濁などの症状が現われます。
それではどうして「暗いということ」が恐怖症を引き起こすのでしょうか?人間は本来、太陽の光に照らされている明るい昼間に活動をして、夜には睡眠をとって休むということが習性づけられている生物です。安心して昼間の生活を送っている状態からいきなり夜の闇に引きずり込まれて、それを受け止めきれない恐怖感が、ある程度の限界を超えた時に前述のような症状が現われたりします。
また成人よりもどちらかというと、幼い年齢の人に症状が出やすいのが暗所恐怖症です。暗いけど心配いらないということを理屈でいくら理解しようとしても、子ども特有の本能的な恐怖感をぬぐい去ることは難しいと思います。
【男性恐怖症】
男性恐怖症とは、男性の身体が少しでも自分に触れるだけで威圧感を感じたり、男の人と会話するだけで赤面したり、誰もいない所で男性と自分だけになることがとても苦痛で我慢できないというような症状です。ただし、人によって症状の程度に違いはあるみたいです。
この男性恐怖症は、幼い時に自分のことを執拗にいじめていた相手が男の子だったとか、お父さんの暴力がトラウマになったりとか、なんらかの性的な被害を受けたことがあるなど、幼い頃に自分が被ったつらい体験が潜在的にぬぐい去れずに発症することが多いみたいです。また男性恐怖症は男性よりも女性に多いのが特徴です。
自分に対する他の人の目線が異常に気になり
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「対人恐怖症」という病気がありますが、自分がひょっとしたらそうかもしれないと心配な人も、全くそうでないと自信満々な人も、時には簡単な自己診断をしてみてはいかがでしょうか?下記の自己診断の項目は、対人恐怖症以外にもあなたのストレスのたまり具合、精神面の健康度、さらに鬱の度合いも確認できますので、ご自分の今の心の状態を知ることができてきっとお役に立つと思います。
あなたにとってはちょっとしたストレスと思っているようなことが、時には引き金となって「対人恐怖症」を引き起こすこともあり得るのです。あらゆる事柄が発症の原因となる可能性もありますので、試しに以下の項目で自分を診断してみてください。
・誰かと会話する時に緊張して上がってしまい、顔が真っ赤になったりうまく話す事ができなくて辛い思いをしたことがある。
・自分に対する他の人の目線が異常に気になり、ずっと観察されているような気持ちになる。またそれによって他の人がいる場所では食事をとることもできない。
・電話がかかってきても緊張のあまりに受話器がとれなかったり、また電話に出たとしても言葉に詰まって相手とちゃんと会話ができないことがある。
・誰かと接すると緊張で汗をかいたり、大勢の人の前で話しをするときに自分の話していることが分からなくなってしまう。
・自分の口臭や体臭等にコンプレックスがあったり、また空腹時に静まりかえった所でお腹がなってしまったらどうしようとか、人前に出た時の他人の反応や視線をどうしても無視することが出来ない。
対人恐怖症の治療
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対人恐怖症を治すには、薬を服用する方法や行動療法と呼ばれる方法もあります。いずれにしても病院などで専門家に相談しながら、自分に合った治療法を見つけることが大事です。
対人恐怖症の特徴的な症状としては、身体の震え・めまい・動悸などのように、身体の表面に表れてくるものと、何も原因となるものがないのに突然恐怖心がわいてきたり、不安や心配な気持ちに襲われたりというような心の内面に表れるタイプのものがあります。薬を服用すれば症状を和らげることができますので、薬を怖がらずに自分に合ったものを処方してもらいましょう。
ご参考までですが、対人恐怖症の患者さんに処方される薬は大まかに下記の三つに分類されます。
【SSRI】
従来は抗うつ剤としてうつ病を治療するために処方されていた薬ですので、対人恐怖症にも相当な効き目を発揮できる薬のようです。別名を「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」とも言います。
【抗不安薬】
身体が硬直した状態や不安定な心理状態を改善してくれる効果があります。
【β遮断薬】
動悸・身体の震え・発汗などといった、身体の表面に表れる対人恐怖症の症状を抑える効き目があります。
薬を飲み始めてしばらくすると効き目を感じる事ができるために、たいていの人は具合が良くなってきたからもう薬を飲まなくても大丈夫、と勝手に判断してしまいがちです。薬をやめてしまう事によってまた対人恐怖症を再発し、さらに深刻な状態になる場合もあるので、お医者さんにも相談しながら薬はしばらく飲み続けた方がいいでしょう。
薬を飲む事によって元気に日常生活を送ることができ、さらに薬の副作用もほとんど無いということですので、しばらくの間は服用し続けることをぜひともお勧めします。